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2011年 05月 22日
ウランやプルトニウムの核分裂で出てくる中性子はエネルギーが高すぎる(=スピードが速い)ため、そのままでは次のウランまたはプルトニウムに当たって核分裂を引きおこすいわゆる連鎖反応を起こせません。核燃料体が何百本もの被服された燃料棒に分けて収められているのは、高速の中性子が、被服や棒同士の間にある水のなかを通る過程で適度に減速され、別の燃料体内部のウランなどに当たることで連鎖的な核分裂->臨界、をひき起こすためです。
今まで起こったことのないメルトダウン状態で中の燃料体の様子も判らないときに、水を入れることで臨界に到る可能性を完全に否定できる専門家の方が僕には信用できません。 北大や東工大の先生が今になってこういうことを評価するのは結構かも知れないけど、現場の対応に対する批判として言っているのだとしたら、終わった将棋のあの手はまずかったなどといってるようでいるようで、後味が悪いですね。一号機に関してなら復水器を止めた事の方が問題だし、また、斑目さんは、水素爆発の前に総理に原発は絶対に爆発しませんとか言ってたらしいので問題にするとしたらそっちじゃないかと思います。おそらく他の先生も、絶対に爆発しない、と思っていたはずですけど。 いろいろ疑い深くなってしまいました(笑) メディアには話の出所をしっかり追求してほしいものです。
by schlegel
| 2011-05-22 10:18
| 自然現象
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Comments(2)
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by
遊星人
at 2011-05-22 17:57
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一時的に連鎖反応が起こっても持続しないのは「未臨界」、連鎖反応が継続状態になるのが「臨界」だと理解しているのですが、「暴走」も臨界に含まれるのかしら?
圧力容器(格納容器も)は中性子の反射体だと思うので水無しでも高速中性子は容器内を飛び交うとすれば、水があった方が暴走の危険は少ないということですかね?、中性子を吸収するホウ酸を混ぜることが前提かもしれませんが、これは冷やす話しとは別ですね。 高速炉は中性子を減速しないで臨界を維持しようとするわけですがコントロールが難しいわけで、そのような設計ではない軽水炉が水無しになるのは暴走の問題があるのかもしれません。
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Commented
by
schlegel at 2011-05-22 19:51
すみません、言葉遣いが不適切だったかも知れませんね。未臨界とか超臨界とか言う場合には連鎖反応が制御下にあるというコンテクストでのお話だとおもうのですが、再臨界という場合には一時的に臨界条件を満たすことも含むような記述もあります。いずれにしてもあの状況で恐れられていたのは暴走も含め一次的に大量のエネルギーが放出される事象で、その可能性を当時否定できた人はすくないとおもうのです。
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