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2011年 03月 31日
今回の事故があってから2冊、原子力関係の本を買いました。残念なことに、世の中にある印刷物は原子力平和利用推進派と原発反対派のいずれかの意図を持って書かれているものがほとんどで、客観的な判断の基準となる物はすくないのが現状です。こうした記述の特徴として、部分的に正しい情報が散りばめられている一方、予め設定された結論に向かっての論理の飛躍や曲解が行われているようです。買った本は、なるべく客観的なデータが多いものを、それぞれの中から一冊づつ選びました。
僕は新聞・テレビ等の一次情報以外はなるべく見ないようにしていますが、たまにすすめられてみたりすると両極化が進んでいるようで、まぁ自分も同じように見られているのだろうなと安心(笑)するのです。個人的には「反」の方に傾いていますし、時々意味のない批判もこぼしてしまいますが、できるだけ客観的な観察を続けたいと思っています。あと、自然観察も、、 ▲
by schlegel
| 2011-03-31 07:25
| 人工物
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2011年 03月 28日
海水中にすでに高い濃度の放射性物質が出ているので、トレンチが溢れるというような話はすでに意味が無いような気もしています。また明日にでも計算してみますが、、そもそも、開放したトレンチなんてものは津波で満水になってる筈、なのでよくわかりませんね、
核分裂生成物が外側で沢山見つかったということは、核分裂前の物質が検出されるのも時間の問題、だと思われます。こちらをちゃんと調べて欲しいです。 祈る相手は神かも知れないし自然かも知れません。為政者側の姿勢としてはどうかと思いますが、素直な感覚だと思います。 【補足3/29】 核分裂前の物質出ました、土壌中ですが、まぁお役所的手順というものがあるのでしょう。水たまりの方が多いはずなので、ちゃんと調べて欲しいです。 【補足3/31】 土壌中で検出された量は本当に微量で、大気を経由したプルトニウムが健康に影響する量になる頃には相対的にセシウム由来の放射線でみんな居なくなってるはずなので、この検出自体にあまり実質的な意味はない様に思います。あるはずの物が見あたらないという不安は解消してくれましたが。やっぱり本命は水の方なので、、 ▲
by schlegel
| 2011-03-28 22:38
| 自然現象
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2011年 03月 28日
プレスリリース読み解くのにやや技巧を要する文章です。
たとえば4号機から6号機について、「原子炉格納容器内での冷却剤漏えいはないと考えております」と書かれていて、1号機から3号機について同様の記述がないことは「原子炉格納容器内での冷却材漏えいはある」と解釈します。 その他、の一つめも興味深いです、敷地内各箇所の放射線量については、それぞれ記載されている時刻に法令で報告が義務づけられている500マイクロシーベルト毎時を超えました。その後どのような値を示しているかについては、いったん下がってもう一度上がったりしても、放射線量が更に増えても、同一事象の継続と考えられる場合は報告しません。と言っているようですが、いちおう保安院のプレス発表には、東電の発表に加えて、敷地内も含めたモニタリング結果が出ています。 それにしても、わざわざ英語版まで作って、子供のようなレトリックを公開しているのも困ったものだと思います。先日放射性物質の総放出量見積もりを教えてくれたフランスにも見放されてしまったようです。頼れるのはアメリカだけでしょうか。 【3/29】 フランスも手伝ってくれるみたいですね。 ▲
by schlegel
| 2011-03-28 21:58
| 人工物
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2011年 03月 27日
一・二号機で最も高い濃度が報告されているらしい溜まり水、一番詳しい3号機のデータを数日ながめていますが、どう解釈して良いのかよくわかりません。原子炉内の燃料被服が破れて中身の一部が出ていることは確かなようですが、崩壊産物の末端にある物ばかりで、UとかPuが出ていないのは何故なのか。単純に溶解度の問題で、静かに溜まっている場所があってその上澄みだけが出てきているのかもしれません。圧力容器の中身がそのまま漏れているにしては濃度が薄い様にも思えます。最初に水素がどこから漏れているのかが結局判っていないようにこれもスリーマイルのように十年以上たって釜を覗いてみるまで判らないのかも知れませんね。(しばらくすれば入れるロボットが出来るかな?)
▲
by schlegel
| 2011-03-27 22:21
| 人工物
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2011年 03月 27日
半径20km~30kmの退避区域外でも高い放射線濃度の報告されている地域があります。ここの人たちが何故逃げ出さないのか僕には理解出来ませんが、おそらく、そこにいる人たちには何故逃げる必要があるのかが理解出来ないのでしょう。避難をためらうひとつの理由は、退避区域として指定された場所の住民には政府などからある程度の補償がある一方、自主的な避難に対してはそれによって生じるコストが補償されないということなのだと思います。政府が避難区域の見直しを簡単に進められない理由もそこにあると思われます。
極論に聞こえるかも知れませんが、僕にはこれは人間社会の都合のみを考えていて、実際に起きていることを無視しているようにみえます。津波が背後に迫っているのに、住んでいる家の補償を政府がしてくれるまでは逃げないという人がいるでしょうか。それはもちろん避難をためらう方達だけの責任ではなく、避難の必要性を説いてそれに伴う補償を準備しない側により大きな責任があるとも言えるでしょう。 問題を複雑にしている理由のひとつは、放射性物質というものが目に見えないために、その危険性を説くことがいたずらに不安を煽るとしてタブーになりつつある、ということにもあると思われます。客観的な事柄だけを言うと、最後に放射性物質の大きな放出があってからすでに1週間を経過しており、現時点で10マイクロシーベルトの放射線を観測している場所では外部被曝だけで年間100ミリシーベルトのレベルに達すると考えるべきでしょう。この数値は室外にずっといた場合の話で、という言辞にも特段の意義は感じられません。水などによる内部被曝を含めると健康に対する長期的な影響は無視できません。 自分の身に置き換えてみれば、ではどこにゆけというのか、と途方に暮れてしまうだろうと思います。住み慣れた土地を離れたくない気持ちも強いでしょう。避難勧告そのものを人災だと捉えてしまう気持も理解出来ます。が、高齢の方には長期的な危険も少ないとも言えるのですが、子供や若い人にはやはり政府の補償のある退避を早急に進めて欲しいです。 MITの記事では、3月25日の避難区域境界付近でのIAEAによる調査で66人の子供に甲状腺の内部被曝の報告があったとされています。 【3/31】 この件に関しては僕もずっと懸念しているし、班目さんも避難区域のきめ細かい見直しが必要と言っていたのに、政府と公安院の態度はかたくなですね、何かあるんでしょうか?風向きでホットスポットができるのはチェルノブイリでも明らかだし、この地域の線量測定をしているのは、文科省系機関や警察関係で、公安院は自分たちでは線量測定すらしていないはずなのになぜ強気なのか、非常に不可解です。 ▲
by schlegel
| 2011-03-27 11:58
| 人工物
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2011年 03月 25日
今回の事故での24日までの放射性元素の総放出量の見積もりが出ていました。
ヨウ素が2x10の17乗ベクレル、セシウムが3x10の16乗ベクレル、だそうです。ピンと来ないので重さを計算してみました。ヨウ素が43グラム(0.33モル)、セシウムが9キログラム(68mol)くらいです。意外と少ないと思いませんか? これだけの量で皆さんに大変な不安と被害を惹き起こしているわけです。 僕も含めて、変な想像力のある理科系の人の多くが17日頃の段階で、最悪のシチュエーションが浮かんで頭がおかしくなりかけていたのです。福島第一にある放射性物質の総量は1000トンオーダーで、既に放出されている量の5桁ほど多い値になります。これが原子炉の爆発等により空気中に効率よく散布された場合、チェルノブイリをかるく超える可能性、がありました。 いや、確率はだいぶ下がりましたが、今でも安心するのはまだ早いと思っています。一段落したと思われていた一昨日にも、1号機の圧力容器の温度が一時400℃を超えていたことが、温度が落ち着いた後になって報告されました。今でも何が起きているのか判らない、という不安を覚えてしまいます。 今後、事態が現状以上に拡大することなく収束を迎えた場合(そして皆がそうなることを望んでいるのですが)今後も原子力を使い続けることの必要性を主張する人たちは、今回の事故が予想を超えた非常に不幸な事態に見舞われたためであって、そのような事態を経ても被害は最小限に食い止められのだと、また、今後同じようなことは【絶対に】起きないのだと言うでしょう。 しかし、これまでに起きたことを考えたとき、僕らはむしろ信じられない程の幸運に見舞われたとも思うのです。もう一波の津波が襲っていたら、水素爆発が格納容器か使用済み燃料プールををもう少し酷く破損していたら、誰かが消火用ラインから注水することを思いつかなければ、放水など無駄だと諦めていたら、福島の50人が残らなければ、津波が真夜中だったら、最悪の事態は現実のものになっていたということを忘れたくないと思います。 ▲
by schlegel
| 2011-03-25 23:09
| 自然現象
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2011年 03月 25日
昼間は職場でそわそわしながらも報道を見ることが出来なくて、帰ってテレビを見たりウェブを見て考えていると、眠くなってしまいます。そのときそのときで書こうと思っていることは幾つもあるのだけど、こんなこと言うのも無責任かなぁと思ううちに忘れてしまったり、一昨日辺りからテレビに感じる違和感、もあり、筆(キーボード)が鈍ります。
作業員という書き方に不安を覚えます。この方達やご家族は何かの時にすくなくとも自衛官並みの保証はされているのでしょうか。東電職員ですらないようですが、関連会社のさらに派遣社員だったりしないでしょうか。20代から30代ってどういうことでしょうか。そんな心配をしてるうちに昨日は寝てしまいました。 まずここから何とかしなくてはいけないと思います。 1万倍 通常検出されない放射性物質って、、 公開データ ここでの通常の1万倍というのは比較的小さな数字にもおもわれます。すこしあふれたのか、破片や飛沫が飛び散ったのか、すこしずつ漏れてるのか、、 30km圏とかまん丸な範囲を決めてないで、飯舘村の方はそろそろ避難してほしいと思う。 読売記事 ▲
by schlegel
| 2011-03-25 07:19
| 人工物
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2011年 03月 23日
発電所から離れた場所で観測される放射線は、放射性物質を含んだ微粒子が、風によって流されて運ばれた場所で、崩壊することで観測されます。ヒトは、土壌中などに降下した物質がその場で発した放射線により外部被曝を受けるほか、呼吸や食物などから体内に摂取した放射性物質が体内で放射線を発することによる内部被曝もうけます。シーベルトとベクレルの違いについてはテレビなどでも言っているのでここで書かなくても良いでしょうか、ベクレル単位の摂取量に対してシーベルト換算のための係数をかけたものを、内部被曝量として外部線量とは別に計算します。今の値は短期的には問題がないと言える値ですが、この値が長く続くようだと次第に不安が増して行くのも確かです。
核燃料中に含まれる放射性元素は非常に多種多様ですが、このうち現状では比較的沸点の低いヨウ素とセシウムが多く観測されています。沸点が低いと言ってもそれぞれ110℃と600℃位はあるので、ある程度の距離で微粒子として降下してきます。こうしたものが土壌、水中に拡散してゆきます。ヨウ素とセシウムが心配されるのは、比較的体内に残りやすい性質にもよります。これ以外の核種、たとえばプルトニウムは崩壊時にα線を出したりするとても危険な核種ですが、現在の状況で例えばベント開放などをしても外(大気中)には出て行かないので心配する必要はありません。施設の構造的な破壊が進むとこうした高沸点の物質も漏れ出すことが懸念されます。水溶性は極めて低いのですが、付着物が流れ出すと非常に厄介だと思われます。僕がいまでも報道される煙や加熱に敏感に反応してしまうので、周りのひとには笑われています。 現時点で、それほど神経質になる必要は無いかも知れませんが、お掃除は掃除機よりもぬれた雑巾やペーパータオル、フローリングワイパーなどで静かに拭き掃除したほうが安心かもしれませんね。精神的にも落ち着くかも知れませんし(笑)洗濯も乾燥機がなければ、内干しにして除湿器などを使われると良いかも知れません。 しばらくテレビを見てみましたが、ニュース、安全基準を年間100ミリシーベルトにしてるようですね、そのように設定する意図もわかりますが、100ミリシーベルトは、安全な値というより、長期的な危険が統計的に現れ始める値、というのがふさわしいです。言い換えると、中高年以上にとってはほぼ安全でも、青少年や子供を産む前の女性にはかなり厳しいと思います。この辺りは保険屋さんの得意そうな計算ですが、、それぞれが線量管理をする時代、なのかも知れません。 ▲
by schlegel
| 2011-03-23 22:21
| 自然現象
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2011年 03月 22日
花粉と線量の項目で補足を書き足したり、書き換えたり、しました。
予測と順序が違いますが、3,4号機通電これですこしは状況が明らかになってゆきそうです、どの程度公開されるのか不明ですが(笑)素直に一歩前進を喜びたいです。そして、現場で作業を進められている方々の安全を祈りたいです。 ウソは書かないプレスリリース 21日に共用プールに注水したそうですこし安心。水温も知りたいけれど、平温に下がるまで公表しません。 線量モニタリング発電所と福島市の中間点の高い線量の地点が気になります。今後下がって行くことが予測されますが、経時変化を見守りたいです。関東各地のベースラインが20日以降じわっと上がっているのも、理解が難しいです。 ▲
by schlegel
| 2011-03-22 23:14
| 人工物
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2011年 03月 21日
問題の源が多すぎて、手に負えないというのが17日の感覚でした。現状を整理するために番号を振ってみます。圧力容器内にある核燃料が、1〜3,5,6号機にあるので、これをR1~R3,R5,R6 とします。また、1~6それぞれの建屋に使用済み燃料プールがあるのでP1~P6とします。さらに4号機の西側の離れた場所に共用プールのある建物がありこれをPSとします。列挙すると、R1,R2,R3,R5,R6,P1,P2,P3,P4,P5,P6,PS合計12カ所の熱源が存在しこれらを冷やし続けなければなりません。あのときは全てが制御不能に見えていました。現時点で制御下にあると考えて間違いなさそうなのは、R5,R6,P5,P6です、圧力容器内にあるものについては、現時点で海水が満たされていると考えると、海水の供給が続く限り大きな問題にはならないと思われます。なのでR1,R2はおそらく大丈夫、R3については昨晩圧力の上昇の問題がありましたし、建物の損壊が大きいので不安要素はありますが、二重の容器のおかげで、完全に制御不能という事態には至りにくいのではないかと思われます。
問題は、P1,P2,P3,P4それにPSの5つのプールということになります。電源の供給が順調に進めばさらにP1,P2についての不安がほぼ取り除かれることになります。そもそも、最初の疑問はなぜ、圧力容器内で発生した水素が建て屋に充満しているのか、ということでした。推定ですが爆発の原因となった水素も主に使用済み燃料プールから発生していたのかも知れません。少なくとも4号機については圧力容器内には核燃料が存在していないので、バッテリー等からの漏電による水分解、がなければ、それ以外にはありえません。共用プール(PS)の存在も気がかりな状況です。使用後比較的時間が経過しているものが集められているものと思われますが、その分、全ての炉からの使用済み燃料が収められていると考えられ、総発熱量も大きなものになっていると考えられます。18日ころに水温の高さが報告されて以来、情報を得ていませんが、P5,P6の温度が平温と昨日発表されたことは、逆に言うとそれ以外のプールは全て、高い温度にあると考えて良いのかもしれません。完全に水が無くなって燃料棒が露出している場合、高温の燃料からは多量の放射性物質が放出されると考えられるので、現時点でその段階に至っているとは考えにくいのですが、、プールにも格納容器があればよかったのにと思ってしまいます。特に3号機の物理的破壊は長期的な対応にも大きな困難をもたらしそうです。が、すくなくともいま取られている対策はいずれも最も妥当なものだと思われます。その結果として制御可能な要素が増えていますし、回復への道筋も示されています。戦う相手が【自然現象】なので困難は続くと思いますが、、 【補足】R5,R6入ってたようなので修正しました。 ▲
by schlegel
| 2011-03-21 22:28
| 自然現象
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